ロシアレンズで、そのまんまCarl Zeiss、SonnarのJupiter3。
ドイツ本家モノは結構高いです。
コレが本家。
鏡胴デザインがよく似ています。
画像もなかなか無くて、超レアモノ。
15万円くらいするww
しかし、Jupiter3の設計はZeissそのものなので、ロシアと言っても殆ど本家と同じ。
最初期のモノは、ドイツから徴集したZeissのガラスをそのまま使っていると言われ、写真のように外観がクリソツです。
トロトロに融ける後ボケがサイコー!
コンパクトで軽いアルミ製レンズです。
私のは59から始まるので、1959年製です。
燃えるような紫のコーティングが非常に美しい。
外観汚く、レンズもクリーニング傷が入っていますが、黄変なく、コーティングの剥がれもありません。
鏡胴は大きな傷以外は磨いて綺麗にしました。
真円絞り、絞り羽根の動きも素晴らしいです。
かなり古いレンズなので、あまり気にしていては....。
しかし、絞りリングを開放にすると、赤い点の指標よりもかなりズレてww
安かったから仕方がありませんが〜
絞り値も等間隔じゃありませんw
クリックストップもありませんので、絞り値を読む事が不可能。
ジュピター3はこの大きさと重さで、f1.5を実現していると言う事。
やっぱZeissはスゲエな〜
絞り値が読めないだけで、適当に絞れば使えますが、GXR以外で使うにはちょっと苦しい。
ということで、分解します。
色々調べると、絞りリングと、ピントリングの間で分解出来るようです。
タダ単にねじ込んであるだけなので、力任せに「えいっ」とやればオッケー。
私のは前オーナーがゴリラだったのじゃないか思うほど、ギチギチにねじ込んでありましたww
左下がピント調整用リング
コレ無くすと、ピントが合わなくなります。
右下がヘリコイド
謎の文字が〜
で、再度ねじ込みます。
もの凄く神経質に合わせなくてオッケーです。
何故かって?
開放を合わせても、最小絞りは合いませんww
コレで、ライカにつけても適正露出で撮影が出来ます。
ん〜
本当にそのf値でイイのか?
かなりザックリとした感じじゃないかと思いますので、あくまでも「大体」でww
レンズの中に、アルミの調製用リングが入っていましたが、アレを重ねると接写リングになると思います。
同じモノを作るのが大変そうですが、挑戦してみる価値はありそうです。
ロシアのレンズはアルミの鏡胴でマウント部分が弱く、自作のマウントアダプターではちょっと...。
レンズ内部のネジは長いので、そこを利用すれば、楽しく遊べるのではないでしょうか?
ウチのJupiter3そんな事がありましたので、市場価格の半値以下で購入出来たのかと。
程度が良いと4万円くらい(もしかしたらそれ以上)しますね。
私は古いヤツの方がZeissらしくてイイと思います。
近年のヤツの方がレンズがイイとか言われる事もありますが、ガラスが代わって設計も代わった?詳細は不明です。
黒玉もあるので、お好みで。
バラして組み直せばオッケーでしたので、安い買物。
前述の通り、ボケが非常に綺麗で、立体感もあります。
安値で買えるSonnarなので、人気が出ていますね。
かなり高くなっているのが残念...。
ジャンク品がかなり多いので、購入時は注意して下さい〜
ギャラリー
まずはフード付きで
上 FUJINON 50mm f2.8 超レア玉
右 Leica Summarit 50mm f1.5 超癖玉
左 Jupiter3 50mm f1.5
フードなしで。
3本とも、イイ佇まいです。
f1.5対決
写りは2本とも甲乙付けがたい。
レンズの作りは勿論、Summaritがサイコーです。
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