ライカのバルナック型とM型を合わせたような...。
ニッカについて詳しくはこちら
「百聞は一見にしかず」
と、言う事で、3Lを実際に見てみましょう。
ファインダー前面、軍艦部上面に日差しを伴った、黒い別パーツを配置。
巻き上げノブ、シャッターダイヤルも黒。
これらがうまく配置され、デザイン上のアクセントになっています。
最後に特徴的なのは、巻き上げレバーがボディー上面に無い事。
最後に特徴的なのは、巻き上げレバーがボディー上面に無い事。
これによって、非常にシンプルなデザインになっています。
また、ボディ前面にはスローシャッターダイヤルがありますが、余計なセルフタイマーがありません。
もう、これだけで呑めてしまう。
黒いパーツには唯一アタリがあり、マイナスポイントで、安かった理由。
それでは、細かく各部分を見てみましょう。
2重像の窓周囲の汚れ。
スローシャッターダイヤルもかなり...。
ここには本来、巻き上げレバーがあるはず。
このように、背面にあります。
ヤシカYFと同じですね。
かなり汚れが〜
フィルムカウンターの文字盤は、ボディ上面近くにある訳ではなくて、内部にあります。
窓は凸レンズになっていて、拡大表示されます。
Rは巻き戻しボタン。
Rは巻き戻しボタン。
はい、キタナイです。
シャッターダイヤルは押して回す。
良く出来ているのが、合わせる指標が2個あること。
ボディ後方側にあるのは、シャッターをチャージしていない時。
ホットシュー台座部分のは、ライカと同じ、シャッターチャージしてから。
と、言う事は、バルナックライカよりも正確なシャッタースピードが出ていると言う事になる。
(バルナックライカでは、シャッターをチャージしてから合わせないと、速度が合わない)
(バルナックライカでは、シャッターをチャージしてから合わせないと、速度が合わない)
もう、ここまでキタナイと、侘び寂び。
バックパネルのダイヤルは、
・外側のギザギザでASA感度
文字が色分けされています。
(10 12 16 25 32 50 100 32 50 100 200 400 800 )
・右下の小さいノブでフィルム枚数
(20 E 36)
ファインダー回りもね。
釣り金具は涙型。
純正??
底板
三脚穴周囲がキタナイ。
外すと、ヤシカYFと同じで、フィルムをカットするように指示があります。
ボディ底面には3Lのロゴステッカー。
ボディ底面には3Lのロゴステッカー。
こうなると、まるでM3。
ヤシカYF、そのまんま。
バックパネル下中央には、爪を引っ掛ける凹みがあり、横にはベアリングの玉でロックが出来るようになっています。
造りがイイ。
造りがイイ。
ファインダーは緑がかっていますが、二重像ははっきり、クッキリ。
緑色なのが残念。
ヤシカYFもそうなっているし、持病なんだと思います。
緑色なのが残念。
ヤシカYFもそうなっているし、持病なんだと思います。
それでは、お待ちかね?
クリーニングの時間です。
クリーニングの時間です。
この機体は表面にうっすらと汚れがあるだけなので、手間はそんなに掛かっていません。
NICCAロゴ近くのダメージは、貫禄なのかと。
先ほどのフィルムカウンター部分。
レンズの盛り上がり。
背面もこの通り。
巻き上げノブを出すとこんな感じ。
実は、こうやってノブを出します。
凝ってますね!
日本のカメラの中でも珍しい存在なのでは無いでしょうか?
見掛けたら、迷わずゲットの逸品です。
ギャラリー
まずはコンパクトなヤツから。
Canon 25mm f3.5
Canon 35mm f2.8
W Komura 1:3.5 f=35mm
フード付き
フード無し
Voigtlander Snapshot Skoper 25mm/f4
専用角フード付き
Rollei Sonnar 1:2.8 f=40mm HFT
Rollei Sonnar 1:2.8 f=40mm HFT
Ernst Leitz Watzlar Summar f=5cm 1:2
Ernst Leitz Watzlar Summitar f=5cm 1:2
FUJINON L 1:2.8 f=5cm
NIKKOR - H • C 1:2 f=5cm
Nicca純正フード付き
NICCA 1:2.8 50mm
Canon 50mm 1:1.2
純正フード付き
ギリギリ
ヤシカYFとの比較
純正レンズとセットで。
正面
上面
背面
下面
もう、立派なニッカ、ヤシカマニアですね。
非常に美しい、戦後日本の工業芸術。
子々孫々まで伝えましょう。
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