はい、フレームが左右に真っ二つに割れています。
亀裂が上下に入っているのが分かると思います。
ここには割れ目の部分の中心に、メガネの上下を固定するネジが入っています。
グラスの入っている部分は上下2分割されています。
ネジが一方向に入っているのでは、必ず割れる。
保険の入れ歯の補強線と同じですね...。
通方通り歯科用切削器具で穴を開けて、口腔外科用ステンレス結紮線で縛り上げていく。
使って居る器具は矯正歯科用の結紮器具。
かなり強い力で縛れます。
一旦固定したら、全ての結紮部分を増し締めして、ガッチリ固定します。
ワイヤーの切れ端で怪我をしないように、レジンで埋めます。
後で仕上げをします。
左側は亀裂が入っているので、補強します。
まずは穴を開けます。
ドンドン結紮
結紮が終わったら、末端処理をします。
はい、完成
プロテクト用のゴムはやっぱりキッチリ嵌まりません。
もともとユルユルなので、問題は無いです。
折れた方も仕上げ。
折れた側の内側。
補強側
ここまで治しても、一時しのぎで、今度は後穴を結ぶように割れて来ます。
わざと割れやすい構造になっているのだと思います。
つまりは、使い捨て。
でも、結構高い!
私が使っている「高級品」のサングラスの2倍...。
しかも、この程度で、まだ安い方らしい。
どんだけボリボリ?
足の先にゴムを付けて、運動中に外れにくくする工夫もしてあるそうなんですが、ネジと直行する方向で力がかかれば...。
そりゃ割れる。
割れて身体を守るって言う考え方。
間違っちゃいないけど...。
子の親の気持ちとしては、「高いのにすぐ壊れてしまう」って事に。
スポーツを学ばせるって難しい。
考えさせられた修理の紹介でした。
山口県 柳井市 患者さん主体の診療 セレック いい入れ歯 歯周治療 無痛治療
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