2021年9月5日日曜日

レンズについて(テキストのみ)

レンズの数字が小さくなると、より多くの範囲を撮影出来ます。

コレが広角。

画面全体にピントが合います。

被写体に寄ると、画面が歪んで、面白い効果を発揮します。


もっと広くなると、魚眼レンズになり、180度の視界となります。


数字が大きくなると、遠くの物を近くに見せる効果があります。

写る範囲はどんどん小さくなります。

コレが望遠。

一部分しかピントが合いません。


標準レンズの50mmはこの中間の、両方の効果を持つと考えると、簡単です。


 f=2.8とかは、眼球の明るさを1とした比較の数値(f値)で、最高の明るさは市販品で0.95

絞り解放、最大絞りと言う状態で、光が最も多く通過します。


レンズの最小絞りは2232

最小とは、絞りが完全に絞り込まれた状態で、レンズを通過出来る光が最小になる、と言う意味。


絞りと写りの関係は、数字が少ないと、ピントの合う幅(奥行き)が狭くなります。

大きくなると、画面全体にピントが合います。

失敗しない(ピントが合っている)写真を撮るには、絞りを絞りこんで、数字を大きくすると、大丈夫と言う事になります。


しかし、絞り込むと光が通過する量が少なくなるので、シャッタースピードが遅くなります。

つまり、フィルム、素子に達する光を増やす必要があると言う事になります。

シャッターが開いている時間が長くなるほど、「ブレ」てしまい、写真が失敗まします。


フィルム、素子に光が不足する状態では、ブレを防止するために、絞りを開けて数字を小さくする必要があります。

たとえば、薄暗い部屋。

絞りが絞られているままだと、極端に光の量が少なくなってしまいます。

絞りを開けて撮影すれば、通過する光の量が増え、シャッタースピードが上がります。

そうすると、ブレを少なく出来ます。

ストロボを発光させるのも効果的です。


こんなシチュエーションで分かり易いのは、綺麗なお姉さんとオシャレなバーに居ると思って下さい。

雰囲気を壊さないように、ストロボを使うのを辞めましょう。

美味しいカクテルで、女性に艶が出て来ました。

シャッターチャンス!!

絞りを開けて、なるべく速いシャッタースピードにします。

机にキャンドルがあれば、その光を利用しましょう。

女性の斜め正面から光が当たる位置に移動、設置。

撮影する時は、やや斜めから撮影したほうが、影をコントロールし易いです。

瞳にキャンドルの光を入れて~

いざ撮影!


カメラはブレ無いように、しっかり構えて、彼女の自分に近い方の眼球の瞳に合わせます。

ここで重要なのは「ピント」です。

鼻、歯、髪の毛、そんな所にピントが合っていても、ちっとも艶っぽく写りません。


じゃあ、どうやったら、妖艶に写るの?


解放f値が小さい、レンズの前側が大きい口径ものが、より明るく、ピントの合う幅が狭くなりますので、ボケが大きくなって、美しくなります。

ボケには被写体を周囲から浮き上がらせる効果もあり、写真の立体感に繋がります。

また、写真の主体を強調する効果もあります。


そう言うレンズを買ったら、ピントを合わせる練習をして下さい。

また、一概に、そう言うレンズは使っている硝子の質が良く、使っている量も多いので、高価ですが、十分に満足出来る写真が撮れるでしょう。


焦点距離は、50mmにそう言うレンズが多いです。


自分がどういう写真を撮りたいかで、長さを選ぶと良いでしょう。

オススメなのは、ソコソコ明るい50mmで練習。


f2.8でも十分、何故か?

欲張って明るいレンズを使うと、ピントがシビア過ぎてしまい、失敗作が多くなります。

そうすると、写真がイヤになることが多いので注意しましょう。


また、ズームレンズは、広角、望遠側でf値が変わらないものが高価で性能が良いですが、初めのウチは、数値が変わってしまうレンズでも十分です。

何故かと言うと、望遠側の方がブレやすいので、防止するのに結局絞る事が多いです。

絞ってしまうのであれば、明るいレンズじゃ無くても十分に使えます。


目的がハッキリしたら、無駄にならない投資をして、写真ライフを楽しみましょう。

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