中尾歯科医院HPはこちら

2016年10月21日金曜日

GXR 6x7ピントフードマウンター破損 修理 革貼り Summicron修理 エバンス

子供達の運動会で写真撮影。
は〜
チカレタ。

家に帰ってカメラを片付けていると〜
GXRの6x7ピントフードマウンターが破損している...。
もう、ボロボロ。

いつも通りセロテープで養生

ネジを締め込んでも隙間があるのでもっと分厚くします。

フレームの角は折れやすいので材料を変更。
即時重合レジンだと重合時の収縮がスゴイ。
材料自体の強度も不足しているので、歯の土台と心棒に使う材料へ変更。
利点
1,硬化時間が短い。
2,寸法精度が良い。
3,心棒はグラスファイバーで適度な「しなり」がある。
4,硬度が即時重合レジンとは桁違い。

縦溝と横溝を掘り、ファイバーを埋め込む。

補強していない、違う場所で折れた。

グラスファイバー切断工具を用い、長さを調整。

右側の角が先にやったところ。
丁度真ん中の部分にファイバーを追加で埋め込む。


世界最高性能のハイパワー照射器で完全に硬化させる。
10秒当てれば十分。

今度は即時重合レジン。

縛りプレイ。
ネジ穴はセブンイレブンで買ったジュースのストロー。
レジンがくっつかないので丁度良い。

盛り上げて完全硬化を待つ。

ストローは抜くとそのままネジ穴になる。

概形を削り出す。
直線を基調としたデザイン変更。

重合収縮が大きいのでこのまま数日放置。

隙間を最適化するため、一度ギリギリのクリアランスにする。

セロテープ養生が最強。
でも、薄すぎるので、赤いビニールテープは2枚重ね。

平面を削り出ししていたら、薄くなっちゃったので再度レジンを盛った。

かなり盛り上げたのでネジが引っかからなくなり...。

再度薄くした。
角を仕上げる前に重合収縮解放、医院の施設基準届け出が重なり...数週間放置。

右手親指が当たるフレームは重合収縮で開き、全く合っていないので切り離す。
設計線を記入。
ただ単に真っ直ぐ切り離したのでは強度が足りなくなるので、ジグザグにし、ファイバーを埋め込む。

切り離し、ファイバーを入れる溝を掘る。

照射。

こんな感じでドンドン埋める。

あっという間に完成。

適合のめざましい改善。

形態修正、研磨。

エッジを効かせる。

勿論、完全着脱式。

ボトムグリップの締め付け位置はココ。
左手ポジションがスムーズになるように配慮。

剥がした革を貼っていく。
まずは古い糊をエバンス(歯科用彫刻刀)で剥がす。

糊乾き待ち。

設計を変更したので革が足りない...。

フレームを肉厚にしてファイバーも埋め込んだのでかなり頑丈になりました。
革をなんとかしなきゃ。


勿論、ユニットの着脱も可能。

激安ズミクロン

やっぱり正体不明カメラ。

このSummicron、カメランドで激安ゲットしたのですが、ピントリングが重い。
よ〜く見て見ると...。

激しいアタリ!

被写界深度指示環が変形して鏡胴に当たっている...。

しゃーないのでエバンス(歯科用彫刻刀)を使って修理。

隙間を最適化しました。

ところが、無限遠でやったので鏡胴にキズが...。

写りに全く影響は無いので良しとする。
ガラスの状態はイイのでこれからも末永く使います。

一般的にSummicronは人気があって高いのですが、買うときには安さに目がくらんでアタリに気がつきませんでした。

皆様、検品はしっかりと行いましょう。










http://nakaod.net/
古いHPはこちら
セレック、5つの特徴

0 件のコメント:

コメントを投稿